秋、9月下旬より10月にかけて、種々の広葉樹(主としてコナラ、ミズナラ、クヌギ)の枯れた幹に生える。深山の薄暗い林の枯れた幹に、丸くて白っぽいものがついていた。何やら異常な感じがして、捨てようかとも思ったが、調べてから捨てても遅くはないと思いなおし、持ち帰って調べてみると「ヤマブシタケ(食)」とあった。早速すまし汁にして食べたがなかなかよい味がした。やはり持ち帰って調べてこそ、覚えるものと痛感した。秋の展示会の会場に毎年1〜2個、誰かが名前を聞きにくる。収量は少ない。ゆであげても目減りはしない。
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| 特徴 |
キノコの長径5〜20cm、短径5〜15cm、卵状〜倒卵形の球塊状で枯れた幹の側面に着生する。着生している部分と、上背面を除いて、長さ1〜5cmの円柱形の針を下向きに密生する。背面には白色の短毛が密生する。全体がはじめ白色で、老成するにつれて淡い茶褐色となる。肉は白色で軟らかく、味、においともに温和で特徴はない。全体が海綿状で、乾けば収縮し、水分を吸収しやすくなる。
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| 適した料理 |
歯切れ、口当たりともによく、脂肪質、淡白な料理に合うが、どちらかといえば淡白な料理に
むく。
味噌汁、すまし汁、酢のもの、すき焼き、玉子とじ、納豆あえ、ダイコンのおろしあえ、炒めご飯 |
| 保存 |
保存するだけの収量があるときに、乾燥、塩漬け、うの花漬け |
| メモ |
たまに苦味のあるものもある。 |